こんばんは。スズキです。

まだ11月ですが、
真冬のような寒さを感じる日が
このところ多いですよね。

寒くなると恋しくなるもの。

色々ありますが、
おそらく「お風呂」も
その一つではないでしょうか。

冷えて縮こまった身体を、
湯船でじっくり伸ばしたくなります。

 

でも、子どもが小さいと、
お風呂って、リラックスどころか、
むしろ戦場だったりしませんか?

「遊んでないで洗いなさい」だの、
「風邪ひくから肩まで浸かりなさい」だの、
「目に泡が入った」だの、
「鼻に水が入った」だの、
あーだのこーだの。

いかに効率良くチャチャッと済ませるか。
いかに穏便に済ませるか。

そんなことばかりが先立って、
「のんびりゆったり入る」
・・・なんてことは、なかなか叶わぬ日々。

 

でも、たまにはゆっくり入りたい・・・。
お風呂でボーッとくつろぎたい・・・。

 

そんな私が、時々やっている、
とっておきの入浴法があります。

それはコチラ。

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(1)何らかの方法で、
自分一人、静かにお風呂に入れる環境を作り出す。

・先に子どもだけをお風呂に入れる
(服のまま、洗い場で洗うのだけを手伝うとか)
・夫に子どもをお風呂に入れてもらう
・一度子どもと一緒に入って、
 後からもう一度自分だけ入る、等

(2)バスルームの電気を消してお風呂に入る。

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以上。

・・・って、「それだけかい!」
って感じだと思うんですが、
それだけです。笑

 

暗い空間で、
あったかいお風呂に浸かる。

これ、すごくリラックスできます。

 

照明が落ちていることで、
気持ちがのON-OFFが、ふっとOFFになる感じ。

手足を伸ばした時の、
お湯の「ちゃぽん」という音が、
心地よく耳に響く感じ。

もし入浴剤やアロマオイルなどを
入れることができるなら、
その香りが、いつも以上に漂ってくる感じ。

視覚が少し制限される分、
他の感覚が優位になるのでしょうか。

なんだか、心も身体も、
ホロホロとほぐれていく感覚になれるのです。
それがとても心地よくて。

 

更に、ごく稀にではありますが、
良質なバスソルトをふんだんに入れたり、
いただきもののキャンドルに
火をつけて持ち込んだりすることもあります。

炎のゆらぎって、実際眺めていると、
これまたすごく癒される・・・。

それに、バスソルトもいいものを使うと、
上がった後の温もりや香りが、
すごく長持ちするんです。
翌日までいい香りの残る肌に、一瞬うっとり。

それこそ小さな子と一緒のお風呂だと、
塩も火もどちらも無理なので、
私にとっては、とっておきの贅沢です。

ま、ここまでやるのは、
本当に、ここぞという時だけですが・・。
(とてつもなく疲れている、とか、
 今日は特別にいろんな条件が整った、とか。)

 

なので、とりあえず
気軽に思い立ってできるのは、
「電気を消して一人でお風呂に入る」!

 

そうやって、時折、
色んな雑事をお風呂でリセットしている
スズキなのでした。

 

ちなみに・・・・

このお風呂の入り方、
遡れば、私が子どもの頃の記憶に
基づいているんです。

小学校低学年くらいのことだったでしょうか。

ある晩、喉が渇いて目が覚め、
飲み物を飲んだあと、
口をゆすごうと洗面所に行ったら、
電気を消した暗がりのお風呂場で、
母がお風呂に入っていました。

まさか人がいると思っていなかった私は、
腰を抜かしそうになりまして。

それで、
「なんで暗いお風呂?電気つけようか?」
と尋ねたら、
「いいのいいの。わざとこうしてるの。
 落ち着くから。」
といった答えが返ってきたのでした。

その時は、いまいちピンとこなかったものの、
なんだかそれ以上は追求できない空気感が
その時の母にあり、
「そっか…じゃあおやすみー。」と言って
すぐベッドに戻ったのを覚えています。

 

この記憶を、
最近の私がマネをしたわけなのですが、
(しかもそれが思いのほか良かったわけなのですが)
思えば、あの時の母も、
今の私と同じような心境だったのかもしれません。

当時の母も、3人の子どもを育てる
真っ只中だったはず。

きっと、子育ても家事もその他のことも、
もういっぱいいっぱいで、
そんな常時「スイッチON」の日々を、
暗いお風呂でひとときOFFにしていたのかも・・・。

 

「親の心、子知らず」
「親になり初めてわかる親心」
だなあ。

 

そんなうちの母由来の入浴法。
何かに煮詰まった時、
疲れが溜まってきた時、
よかったらやってみてください。

知らず知らずに力んでいた
心と身体が、少しほどけると思います。

 

※真っ暗だと何かと不都合がある時は、
脱衣所や洗面所、隣接する廊下などに
電気をつけておいて、
その灯りがうっすら届く程度でも
十分オススメです。^^

お気に入りのプチ贅沢入浴剤。 後輩や友人からのプレゼント。

(スズキ)