こんにちは。ヤマダです。
更新が遅くなってしまいました…(汗)!
スポーツの秋、到来ですね。
この週末、我が家も娘たちの運動会で
皆、汗を流しました。
ところで、みなさま、
「キャップ投げ」ってご存知ですか?
帽子を投げるわけではありませんよー。
正解は、ペットボトルのキャップを投げる
という、競技。
的に向かって投げるだけでなく、
野球のように、ピッチャーが投げたキャップを打ち、
対戦するという、新しいスポーツなんです。
一見、遊びのように聞こえますが、
実はとても本格派。
フォーク、ストレート、シンカー、
野球顔負けの、球種の豊富さを誇ります。
このキャップ投げの第一人者は、
日野涌也さんという京都大学の学生です。
二年前、動画にて、的に向かい6球種を投げ、
その投げ方を紹介したところ、広く拡散し、
その再生数は三百万を超え、
(ちなみにコチラの動画です。※完全版)
日野さん自身はコカ・コーラのCMにも出演。
また、京都大学にて、
「京大キャップ投げ倶楽部」を
設立し、今や部員は80名を超え、
一橋大、首都大学、など他の大学や高校でも
クラブが結成され、
対外試合も行っているそうです。
野球のように腕力を必要とせず、
女性でも高齢者でも対等に試合ができ、
楽しめることがこのキャップ投げの魅力とのこと。
そもそも、
日野さんがキャップ投げを始めたのは
小学生のころ。
教室で、席からゴミ箱に向けて
ペットボトルのキャップを投げたところ、
見事に入り、その快感から、
キャップ投げに目覚めたそう。
そこからは、家の洗濯カゴを
部屋の片隅に置き、
ひたすらキャップを投げ入れる練習を
したそうなのです。
私がこのキャップ投げを知ったのは、
あるニュース番組で特集されていたのを
見たのがきっかけでした。
あのペットボトルキャップが
いろんな球種で、しかも精巧なコントロールで
繰り出されることに驚き、
キャップ投げを単なる遊びにとどまらせず、
スポーツとして普及させようとしている
日野さんの熱意にも圧倒されました。
自信に裏打ちされたそのクールな表情がかっこいい。
また、親として、私は
彼のお母様がすごいなぁ…と。
仮にも我が子が、洗濯カゴを使い、
ペットボトルのキャップをひたすら投げまくっていたら、
「何やってるの…!!」
と普通に注意してしまいそうです…。
しかし、
単にキャップ投げと言っても、
突き詰めれば、
投げた物の軌道、
空気抵抗、重力との関係、
などなどなど、
数々の要素が複雑に絡み合ってるのかもしれません。
(ぶ、物理か…?!)
きっと彼は、
小学生でキャップ投げに目覚めて以降、
家で繰り返し投げる中で沢山の工夫をし、
そして、学校で色々なことを学ぶ中で、
まさに実体験を元に吸収していったのかも。
そんな勉強って楽しいだろうなぁ…
そして、かの大学へ…!
一見無駄に感じる子供の興味を
おおらかに認めてあげることは、
勉学への深い関心に繋がるのかも…(笑)
(もちろん、もともとの彼の素質も
素晴らしいのでしょうが!)
また、何事も
自信を持って極めることは、
シンプルにカッコいい。
洗濯カゴにキャップを投げていた少年が、
数年後、
若者にとって”COOL”の象徴のような
コカコーラのCMに出演するなんて、
当時はきっと誰も
想像できなかっただろうなぁ。
認めてあげることは、
勉学への深い関心だけでなく、
ゆるぎない「自信」も育て、
ひいては
それらが世界を動かす力にも、
なるかもしれない。
「子ども自らが見つけた興味」
というものが持つ推進力は無限大ですね…!
…なんて、
「キャップ投げ効果」により、
色々と寛容になれそうな気がしたヤマダでした(笑)
ちなみに、目の前にペットボトルがあったので、
今、試しにキャップ投げ、やってみました。
親指と中指に挟んではじき出す。
ふわっと空中を浮遊する感じが面白く、
案外、ストレス解消になります。
ゴミ箱を狙ってみようかな…(笑)
スズキです。キャップ投げ、知りませんでした。遠くからロウソクの炎を消す映像なんて、ほんとすごい…!そして、チラリと映る学生達が本当に内面から楽しそうで、とても良いものを見た気持ちになりました。何事も”極める”と、想像もしなかったような世界を見せてくれるものですね。
加えて思いました。”極める”にも色んな形があるんだなあと。一人で興味を深く深く追求し続け、研究として実らせる形もある(その最高の形がノーベル賞?!)。一方、この日野さんのように、追求の過程で仲間を巻き込み、その輪を大きく広く普及していく形もある。どちらの”極め人”もそれぞれに美しくて素敵だなあと。
我が子の興味を狭めぬよう・・私も頑張ろう、と心新たにした次第です。笑