こんにちは、スズキです。

気づけば、11月も中盤となりました。
ここ数日、年末年始の帰省絡みで色々と手配をしており、
急に年の瀬を感じています。
「あ…そういえば、年賀状の写真どうしよう…
　子ども達のクリスマスプレゼントどうしよう…」
なんて思い始めたり。

11月だというのに暖かい日が多いせいか、
まだどこか10月気分でしたが、
いよいよ怒涛の年末シーズンですね・・！

 

さて、そろそろ本題へ。

つい一昨日のことですが、
妹宅で打合せをしておりましたら、
その合間に、急にこう聞かれました。

「あのさ、石いらない？」

「はい・・？」
と完全に？マークの私。

よくよく聞いてみると、
水槽や鉢などの飾り用の石で、
先日妹が必要な際に注文したら
ロットが大きくて余ったらしく、
その場で実物を見せてくれました。

妹いはく、

「●●さん（私の夫）、水槽とか手入れしてるし、
観葉植物も好きじゃない？
使い道あるかなあ、と思って。
結構、いい石なんだよ〜。^^」

と。

確かに、うちの夫は、そのような趣味があり、
家の中のことを整えることが好きなので、
その点では、妹と感覚が似ているところがあるのです。

そこで、仕事中に夫に、実物の写真を付けて
メッセージを送ってみると、しばらくして返事が。

「水槽には使わないが、インテリアには使えそう。」
と。

へ〜、インテリアに・・・。
どこに使うんだろう・・・？

と思いつつも、
ありがたく譲っていただくことになりました。

 

それで、ふと妹に、
そもそも妹は何のために買ったのかを聞いてみると、

「トイレのね、タンクの水を受けるところの窪みに、
前からこんな石を入れてたの知ってる？
あれが、ちょっと古くなってきたから、
新しいのに買い替えたのよ。」

との回答。

へ〜〜〜〜〜〜！！

私としては、色々新鮮で、目が点でした。

もちろん週に何度も行き来する妹宅ですので、
そこに石が入っていたのは、
言われてみれば目に入っていましたが、
風景と化していて、気に留めたこともなく、
まして、その石が古くなっている(?!)なんて・・・
全くそんな感覚はありませんでした。

ですが、その石にこだわって、
きちんと質を保とうという感覚の人もいるんだ！
・・・と。


↑実際の画像がコチラ

しかも、妹は嬉しそうにこう言います。

「前の石はね、ちょっとザラッとした質感だったのだけど、
今回の石は、マットだけどツルツルした質感もあって、
その上に水が流れる時にトゥルンという感じになるから、
見てて気持ちいのだよ〜。^^」

と。

え・・・・・・・？！
驚愕・・・・・・！！！！

実は、効率が大好物で、
どちらかというとせっかちな私は、
トイレに行くのがあまり好きではありません。
どうしても行かざるを得ないから行くけれど、
何かと作業を中断することになるのが嫌だし、
その時間に生産性がないというか・・・。笑

だから、キリのいいところでトイレに行きたいので、
なるだけ回数も少なくしたいですし
（幸いトイレがすごく遠いタイプ）、
サッと行ってサッと出たいので、
タンクに溜まる水を眺めるなんて、
考えたこともない・・・！！

いやー、やっぱり
世の中には、本当に色々な価値観の人がいて、
色々な感覚の人がいて、
快・不快のセンスも様々だよなぁぁぁ、と、
こんなにも身近なところで感じさせられました。笑

 

でも。
もし私のように効率を意識する人しかいなかったら、
いわゆる「いとをかし」の言葉のように
趣ある世界観は世に育たなかったはずですし、
文化や芸術にも豊かさや広がりはないことでしょう。

それに、私のような人が、
無意識にやり過ごしていても、
誰かがこだわって整えてくれた空間やサービスや商品に、
いつの間にか良い心地を味わわせてもらっていることも
山ほどあることでしょう。

そして逆に、そのような感覚の人からしたら、
私のこだわりに驚愕することもあるのでしょうし、
効率が必要な場面もある。

そんなことを思うと、
様々な感覚の人がいる、ということが
やはり素敵で面白いことで、
社会を豊かにしているのだなあ、と思わされたのでした。

もちろん、様々な価値観の人がいることで、
大変になる部分も多くありますが、
それでも、全ての人が皆均一よりは、
やっぱりいいよな。
そんなふうに思った秋の昼下がり。

 

ちなみに・・・

ありがたく譲り受けて帰宅した我が家の石。

妹宅の使い道などには何も触れずに、
夫に渡したところ、早速封を開け始めます。

その使い道は・・・・
なんと、トイレ！！笑

うちは、タンクが見えないタイプのトイレなので、
妹宅と全く同じではないのですが、
トイレに置いてある偽物の観葉植物の受け皿に
その石が満たされました。

へ〜〜〜〜〜〜！！

やっぱり、同じような感覚を持ち合わせた人は、
その石から連想する箇所も同じなんだ〜！と
驚いた次第。

今度からは、トイレを飛び出すように出ずに、
一瞬その観葉植物でも眺めて、
心を落ち着かせる余裕を持ちたいと思う
スズキなのでした。