こんばんは、スズキです。

先々週、
「娘を本好きにした、足長おばさん。」
というタイトルでコラムを書きました。
(→コチラ

娘が生まれた時、
”娘のそばに本のある人生を…”と願い、
私が取った策を書いたものです。

その結果、我が家には、
棚いっぱい、沢山の絵本があります。

絵本っていいですよね。
優しさも賢さも、
広がる世界も連れて来てくれる気がする。

 

そこで、今日はその中から、
個人的に気に入っている絵本を6冊、
ご紹介したいと思います!

なお、
「#定番の名作以外」と#を付けましたが、
例えば、『ぐりとぐら』や、『はらぺこあおむし』、
『だるまさんが』(三部作)、『よるくま』など、
おそらく10人中10人がご存知の本をオススメしても
新鮮味もないかなと思い、

スズキの独断で、
10人中5人前後までの知名度かなぁ、
と思われる本を選んでみました!
(あくまでも、スズキの独断なので、
皆さまご存知だったらスミマセン!!!)

それでは早速(^^)

 

【1】『あさになったのでまどをあけますよ』
 作・絵 荒井 良二
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美しく力強い絵本です。
色彩が眩しいのに優しくて、
思わず目を奪われ、買ってしまいました。

個人的には、ゴッホを思い起こさせる
絵の雰囲気だなあと思います。

しかも、実は、書店ではなく、
服をメインとしたセレクトショップで買いました。

その意味では、大人向けでもあるかもしれません。
でも、子どもにも全く難しくないです。絵がメイン。

出版社の内容紹介を見ると、こうあります。
新しい1日をむかえるために窓をあける子どもたち。
 なにげない日々の繰り返し、
 その中にこそある生きることの喜びを描いた絵本。

ああ、まさに。

読むと、じんわりお日様の力をもらえるような
そんな絵の世界を、ぜひ親子で見てもらいたいです。^^
プレゼントにもいいかも。

あまりに気に入ったので、姉妹本のコチラも、
後日購入しました。こちらも良いですヨ。
『きょうはそらにまるいつき』

 

【2】『まあちゃんのながいかみ』
 作・絵 たかどの ほうこ
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こちらは、図書館のオススメ本リストに
載ったりしているので、
ご存知の方も多いかもしれません。

髪の短い”まあちゃん”が、
自分がどのくらい長く伸ばそうと思っているかを
お友達に説明するお話です。

その説明が、
それはもう想像力満ち溢れる豊かさで、
とっっっても楽しい気持ちになります。

それに、子供らしく女の子らしく、
ちょっと生意気な”まあちゃん”の口調が、
心からかわいらしくて、クスッとなるはず。

髪を伸ばしたい女の子にはもちろん、
「えー!そんなのできるー?!」と突っ込んでくれる
男の子と読むのも楽しそう。

 

【3】『せんをたどって』
 作:ローラ・ユンクヴィスト 訳:ふしみ みさを
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タイトルの通り、表紙から裏表紙まで、
すべて一筆書きで描かれている絵本です。

まるでデザインの本のような雰囲気で、
色遣いやイラストもセンスが良く、
眺めたり飾ったりしているだけでも
十分なくらいですが、

線をたどるのがまるで迷路のようで、
子どもも夢中になります。

しかも、各ページに、ちょっとしたクイズや
絵探しが散りばめられていて、
子ども心をくすぐりっぱなし。

男女問わず大人も子どもも一緒に楽しめて、
オシャレな絵本、というと、
この本が思い浮かびます!

シリーズで4冊ありますよ。

 

【4】『ゆめにこにこ』
 作・絵 柳原 良平
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少なくともどこかで見かけたことはある、
という人が多いのでは、と思います。
子どもの周りの繰り返し言葉を集めた絵本です。
(ごしごし、もくもく、すいすい等)

乳幼児が食いつきやすい大きな顔の絵から始まり、
四季折々の自然が、
ごくごく削られた表現で描かれます。

私が何より気に入っているのは、言葉のリズム!
読んでいて心地よくなるほどのスムーズさと、
清濁がうまーく交わりながらの音の多彩さとで
言葉が重ねられていくのです。

言葉を身に付ける前の乳幼児が、
こんな絵本から言葉の世界に触れられたらいいなあと
いつも思います。

最後が眠るシーンで終わるので、寝かしつけ前にも。^^

 

【5】『どの色すき』
 作・絵 とだ こうしろう
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「こどもの色彩感覚を育てるえほんシリーズ」
というテーマの通り、
様々な色の組み合わせの服装が出てきて、
まるでシンプルなコーディネート絵本。

戸田デザイン研究室の絵本の中では
知名度が低い方だと思いますが、
他の絵本同様、どのページもとっても素敵な色遣いです。

特に、オシャレ心の芽生えてきた女の子のお子さんと一緒に
「この中でどれが好き?」と言って、
好きな組合せを指差し合いながら読むと、
和やかに楽しめると思います。

実はこれ、私や妹が小さい頃、
母に買ってもらった思い出の本。
母と妹と3人でそうやって盛り上がったのが、
すごく心に残っています。

 

【6】『でんしゃでいこう でんしゃでかえろう』
 作・絵 間瀬 なおかた
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男の子のママなら、知っている方も多いかと思い、
外そうと思ったのですが、息子も私も
本当にお気に入りで、角もボロボロになる程なので、
やはり外せませんでした。

やまの駅を出発し、うみの駅に着くまでの
電車の旅の様子を描いた絵本です。
前からでも後ろからでも読めるというのが最大のツボ!
(つまりエンドレスになります。笑)

それに、
景色→トンネル→景色→トンネル・・の
繰り返しでお話が進む際、
トンネルには穴あきの仕掛けもあり、
次のページをめくる楽しさが倍増!

また車内のお客さん達の様子が、
ちょっとずつちょっとずつ変化していくので、
前のページとの違いを発見するのも面白く、
何度読んでも楽しめる、というのは、
こういう絵本のことだなと、つくづく感じた本でした。

そして個人的に一番感心したのが、
電車の走行音の表現。
普通、ガタンゴトンというのが一般的かと思いますが、
この本は違うんです。
しかも全ページ微妙に違う。(そこがまたいい)
この本を読んで以来、確かにこの本のように聞こえるのです!

電車好きのお子さんのママで、
もし未読の方がいましたら、ぜひおすすめです。

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以上、
6冊(+1)ご紹介させていただきました。
ご存知の本がございましたか?

その他、
いわゆる定番の名作で、好きな絵本といえば、

・『きょうはなんのひ』
・『おでかけのまえに』
・『ちびゴリラのちびちび』
・『きょだいなきょだいな』
・『パパ、お月さま、とって!』
・『ちょっとだけ』

などなど、大好きです!

ああ、止まらない・・・。笑

どの本もオススメなので、
ぜひ図書館や書店などで、
手にとっていただけたら嬉しく思います。

 

そして・・・

もしよかったら、
皆さんやお子さんの好きな絵本も教えてください!
(定番かどうかを問わず)
絵本って、選ぼうと思うとありすぎて、
意外と知らなかったり、
知ってても読んでなかったりするので、
このコラムを読んでくださる他の方にとっても
すごく役立つと思うんです。

個人的にも、色々な方から絵本をオススメしてもらう、
というのを、ずっとやってみたいと思っていました。

というわけで、
心に残る1冊を(いや2冊・3冊でも)
ぜひ教えていただけたら、本当に嬉しく思います。

 

それでは、つい熱が入ってしまいましたが(苦笑)、
本日のコラムはこの辺りで。

今回、迷いに迷って外した絵本も、
いつかご紹介できたらいいなと思います。

(スズキ)