こんにちはヤマダです。
この一週間で急に秋が深まり、冬の気配を感じてきましたね。

前回のコラムの冒頭で、
「自宅前の銀杏の葉も黄色く色づき始め…」と書きましたが、
我が家の一部屋からは、銀杏並木が見えます。

2年前のちょうど今日。

前の家が手狭になり、
以前から「この辺りで広めのお部屋が出たら、
転居したいな」と思っていたところ、
たまたま、ふと通りかかった不動産やさん店頭にて、
現居のチラシ掲示を発見。

夫に見せ、早速翌日の土曜に内覧予約をし、内覧に行きました。

すると、一部屋の窓景色に、
グラデーションに紅葉した銀杏並木がバン!と。

とても気に入り、他の条件面も我が家に合ったため、
その日のうちに引っ越すことを決めたのでした。

ちなみに、その前に住んでいた家は、
なかなか決めきれずに、5、6軒検討に検討を重ね、
約1年越しでようやく見つけ決めた物件。
それが、今回はたった1日、と…
不動産とは縁とタイミングと言いますが、
まさにその通りですねぇ(笑)

引っ越してから2年。
銀杏の借景の窓、とともに過ごす日々。
新緑、紅葉、落葉…四季の移ろいをそばで感じられるところが
やはり一番気に入っていて、
子どもたちとも、その変化を楽しんでいます。

その中でも私が一番楽しみにしていた紅葉のシーズン!

…でしたが!!

今年は様子が違います。

我が家に一番近い一本の木だけ、
一向に色づきません。

異変は先月から感じていました。
まだ暑さが残り、葉っぱは青く盛々としている時期のはずが、
しゅんと少し下を向いて元気がなく、
酷暑だったからかなぁ?なんて思っていたのですが、
日に日に葉の周りも徐々に枯れ始めてきたのです。

なにかの病気なのか?
と思っていたところに、
テレビであるニュースが流れ、納得…

正体は、台風による塩害でした。

「渋谷区の銀杏並木が、9月末の台風24号襲来の際、
海水が巻き上げられる塩害の被害により枯れている」
とのニュースでしたが、
まず、渋谷区でも海からそれなりに距離があるのに、
塩害が起こることに驚きました。
渋谷区で起こるのなら、もう少し離れてはいるが
文京区でも起こり得る…
ちなみに、今回埼玉県でも被害が確認されたそうです。

都心に住んでいて、自然の脅威というものをあまり意識することのなかった今日。
改めて自然の驚異を実感した出来事でした。

並木全体の中でもほんの数本だけというのも不思議で、
きっと目には見えませんが、
風の通り道というものがあるんでしょうね…

少し調べたところ、
葉が一部枯れる程度であれば
翌年はおそらく通常通りに戻るようではありますが、
来年また、元気な姿を見せてくれるといいなぁ。

今年は黄色い借景も一回休み。
そんな年も、ありですね。